介護職が円満退職をするためのポイントとしては、まず退職の計画をしっかり立てておくことが挙げられます。
職場にとって最も困るのが突発的な退職であり、残された職員にもサービスを利用している高齢者にも迷惑がかかる可能性が高いからです。
また、引継ぎなどの問題も出てくるため、円満退職を検討している場合は事前に上司に相談するなど計画的に退職を勧めていくことが賢明といえます。
それでも突発的に退職せざるを得ない場合は、上司にその旨を伝えてできる限りトラブルにならないように立ち回ることが必要です。
また、退職理由を聞かれた時には引き留められにくい理由を伝えておくのも円満退職に必要なポイントです。
介護職の場合、人間関係やストレスなどで退職を検討する人が少なくありません。
しかし、これらの理由は職場側もある程度対処できる可能性があり、それらを改善することを条件に退職を撤回するように引き留められるケースも多いといいます。
実際に引き留められて退職しなかった場合も多いのですが、そうすると人間関係が悪化したりほかのことでストレスを溜めてしまうこともあるようです。
このため退職理由は中途半端な内容のものにするのではなく、何らかの目的を持っていることを明示しておくことがおすすめだとされています。
ほかにも仕事の引継ぎは自分主体で行うようにすると、実際に退職した後もスムーズに転職先の仕事に集中できます。
何度も前職から仕事のことで電話がかかってくるという手間もなくなるため、引継ぎに関しては自分たちが率先して行うことも円満退職のポイントです。